アスタキサンチン
[アスタキサンチンとは]
一般に、アスタキサンチンは、カロテノイドの中でも特に強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を防止します。その優れた抗酸化力は、ビタミンEの1,000倍、ビタミンCの6,000倍に値します。さらに、目を光から保護する作用があり、眼の疲れの改善にも良いとされています。
アスタキサンチンは、β-カロテンやリコピンなどと同じく、ファイトケミカルの1つであるカロテノイドの一種です。
カニやエビの外殻、サケやマスの身、タイやコイの体表などに存在する天然赤色色素です。
特にエビやカニなどの甲殻類の生体内ではタンパク質と結合しているため赤ではなく褐色ですが、加熱すると本来の赤色が現れます。
[アスタキサンチンを含む食品]
アスタキサンチンは、サケ、イクラ、エビなど日本人になじみの深い魚介類に豊富に含まれています。アスタキサンチンの1日の摂取量は1mg程度なので、1日に切り身一切れを食べれば摂取することができます。
また、アスタキサンチンは脂溶性なので、揚げ物など油を使った調理法を工夫し、摂取すると吸収が良くなります。ただし、他のカロテノイドであるニンジン、トマトなどと組み合わせると、消化管で競合して吸収が悪くなる可能性もあるとも言われています。
[アスタキサンチンを含むサプリメント]